手話通訳士になるための方法

手話は通信教育や独学でも学べます

 

 

手話通訳士は名称資格のため、資格がなくてもできる仕事です。実際に全国的にみても手話通訳士有資格者にかぎらず、手話通訳者や手話学習者が各地域のなかで聴覚障害者たちの生活や権利の保障を支えるという尊い仕事についているのです。

 

 

しかし、その多くは非常勤であり身分保障は不安定なもの。そんな厳しい現状のなかで、手話通訳士の方々は働いているのです。確固とした使命感や仕事責任の気持ちがなければ、とても勤まるものではありません。

 

 

社会貢献をしたいと手話通訳士を目ざす若者が増えたことは喜ばしいかぎりですが、自分の生活設計をきちんと考えて手話通訳士になってください。資格なしでもできるほか、国立障害者リハビリテーションセンター学院のような学校に行かなくても手話を学べ手話通訳士になることができます。

 

 

通信教育や通信講座がもっとも手軽で一般的。有資格を目標とするなら通信教育で学び、「手話技能認定試験」を受験し合格する必要があります。合格しても実戦力としての手話通訳士になれるかというと、いちがいにイエスとはいえず合格後も本人の努力が必須です。試験を受けず無資格でも、実際的な技能があれば手話通訳士として活動可能。保証は薄いけれど、社会的意義のある仕事です。