手話通訳士になるための方法

ボランティアしてでも手話通訳士になりたいなら

 

 

これまで述べてきたように手話通訳士にはボランティア的な要素が大きいのですが、それでもなりたいというひとには必要な条件がいくつかあります。

 

 

1「手話通訳技能認定試験・合格」=この国家試験の合格者は日本でも最高峰とされ、試験内容も高度。NHKの手話ニュースはおなじみの番組ですが、ここに出演している手話通訳士は全員、手話通訳技能認定試験合格の資格者だといわれています。

 

 

2「仮登録者・届け出」=各個人が住んでいる都道府県や市区町村ごとに、聴覚関連団体などが実施している試験に合格した旨を伝えます。申請内容は各自治体ごとにちがいますので、問い合わせてください。また、合格した地域でしか資格は通用しない点にも要注意。

 

 

3「手話技能検定協会が実施する試験」=民間の試験で国家試験ではありません。どちらかといえば、資格というより自分の実力を知るための試験と考えたほうがいいかもしれません。1級から7級までありますが、資格として通用するレベルは1級、せいぜい2級まででしょう。

 

 

手話通訳士を目ざすひとはもともとボランティア的なスピリットをもっているケースが多く、“お金は2の次”的な考えの手話通訳士も少なくありません。